何事も口に出したほうが達成するのは容易になる
大坂なおみ
大坂なおみさんは、日本を代表する女子プロテニス選手。四大大会を2回連続で制覇し、アジアで初のシングルス世界ランキング1位となりました。そして、今年9月の全米オープンで優勝し、四大大会3度目の優勝をしました。
大坂選手はプロテニス選手としての実力に加え、チャーミングで飾らない人柄が人気です。彼女の発言にはユーモアが感じられるものも多く、「なおみ節」という言葉が生まれました。「なおみ節」は流行語大賞にもノミネートされています。彼女の発言は日本だけでなく、世界中から注目を集めています。
今年の全米オープンの試合では、警察官らの行為によって命を落とした黒人7人の名前入りのマスクを着用し、人種差別に抗議する姿勢を示しました。
大坂選手はこの行動に対して「考えるきっかけにしたかった」というようなことを話しています。たくさんの人に知ってもらいたいと勇気ある行動を起こした彼女に対して、多くの反響が寄せられました。
この出来事を通して、「自分はどう思ったのか」その自分の思いに気づくことが大事なのだと思います。人種差別に限らず、「差別」はわりと身近にあることだと思っています。大坂選手の行動によって、私も考えるきっかけができました。
今回の名言は、口に出したほうが達成するのは容易だということです。日本には「言霊」という言葉がありますよね。「言葉にしたことが現実にも影響を与えていく」と考えられています。今回の名言に少し通じる部分があるようにも思います。
大坂選手は実際に目標を口に出すことで、達成してきたのでしょう。四大大会で優勝する前にも、インタビューで「世界1位になること」と夢を語っていたそうです。
達成したいことを口に出すことは簡単ですし、私たちにもすぐに真似ることが出来そうですね。口に出すことで自分の気持ちを盛り上げたり、周りの反応を得ることもできます。応援してくれるような協力者が得られる場合もあるし、ネガティブな反応の場合でも、それをヒントに考え直すことができます。
ただ、口に出すだけで終わりにしないようにしなければいけませんね…(一番難しいところです) 言ったからにはやらなきゃいけないなと、自分にプレッシャーを掛けることも目標の達成には必要なのかもしれませんね。
インドネシアのテニスコートの写真です。
インドネシアでは、今月オムニバス法が可決した影響でデモの話をよく聞きます。私たちの生活に影響は出ていませんが、デモが身近なことになるとは思ってもいませんでした。
世界的に見てもコロナが落ち着くには時間がかかりそうですし、不安定な状況が続いていますが、少しづつでも世の中が明るくなっていくといいなと思います。