インドネシア女性のファッションについて
季節の変わり目になると、衣替えをしたり服を買い足すという人も多いのではないでしょうか。インドネシアの季節は乾季(大体11月~4月)と雨季(大体5月~10月)の2種類で、大きな気温の変化が無いため一年中同じ服装で過ごせます。
そんなインドネシアで暮らす人々はどのような服装をしているのでしょうか。今回はインドネシア女性のファッションについて書いてみたいと思います。
インドネシア女性のファッション
インドネシアの女性の服装は、宗教や地域によって違いがあります。ジャワ島の私が住んでいる地域はイスラム教徒が多い地域です。(バリ島はヒンドゥー教徒が90%)
イスラム教徒の女性は基本的には外出時は髪の毛を隠すためにジルバブ(ヒジャブなど)という布を頭に被っています。服装は手以外の肌を露出せず身体のラインを隠すようなゆったりしたものが主流です。
しかし、同じイスラム教徒でもジルバブは被っていても体のラインが出るようなカジュアルな服装だったり、ジルバブを被っていなかったり、人によって様々です。ジルバブはデザインも豊富にあり、皆さんお洒落を楽しんでいます。
また、この地域にはキリスト教徒や中華系の華僑と呼ばれる人たちも住んでいて、ノースリーブに膝丈のスカートなど肌の露出を気にしない服装をしています。
イスラム教の女性のファッション
イスラム教徒の女性がこのような服装をする理由はイスラム教の聖典にあります。
男性は女性の魅力に弱いということや、髪や肌など美しい部分を見えないようにすることで女性を守る意味があるようです。家族である夫や親の前では隠す必要がないため家の中では自由な服装をしています。
男女という人間の違いや、人間には弱い部分があるとして、女性も男性もお互いに貞節を守ることを大切にしているそうです。
服装については義務ではないため、イスラム教徒の皆さんはそれぞれ好きな服装をしていますが、女性たちは「女性としての自分を大切にする」という自己肯定感から、このような服装をしていることが分かりました。
知り合いのイスラム教徒の女学生さんが、服装について話していたとき「(好きな人の前でしか見せないなんて)とってもロマンチックでしょ(*^^*)」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。
私は何故女性だけが自由な服装ができないんだろう、可哀想じゃないのかという気持ちがあったため、それを聞いて認識を改めました。
イスラム教についてはインドネシアに来て初めて知ることばかりで、興味深いなと思っています。イスラム教女性の服装については私の体験とこちらのサイトを参考にさせていただきました。
こちらのサイトでは、インドネシア以外の国のイスラム教のことや、服装についても詳しく書かれています。イスラム教の世界に興味のある方は、参考にされてみてはいかがでしょうか。
インドネシア(ジャワ島内・プルメリア)
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