若い頃は「人生は自分が切り開くのもの!」という感覚が大きかった
若い頃は「人生は自分が切り開くもの!」という感覚が大きかったんですけど、今感じるのは、多くの部分は運命とか出会いとか縁とか。そういうことなんだなと
麻木久仁子
麻木久仁子さんといえば知的なイメージで、クイズ番組への出演やコメンテーターとしての活動が有名ではないでしょうか。他には司会者、女優、ウェブや新聞で書評を担当するなど幅広く活躍されています。
48歳のときに脳梗塞を発症し、その2年後には初期の乳がんの手術を受けています。この経験から、闘病や人生観について伝えるため講演会やテレビ番組に出演しています。
麻木さんは闘病がきっかけで、中医薬膳学を学び始めました。大病を経験するまでは食事は美味しいか、ボリュームがあるかどうかで選んでいましたが、身体に良いかどうかという視点で食事を見直そうと思ったからです。そして国際薬膳師、国際中医師の資格を取得します。
「ゆらいだら、薬膳」など、薬膳に関する本も出版されています。
中医学の考え方では、不調が現れるのは体内のバランスが崩れているから。薬膳では食材の力で足りないものを補い、多すぎるものを取り除く。バランスが整った「中庸(ちゅうよう)」を目指すという考え方です。
薬膳について少し調べてみて難しそうな感じがしたのですが、目的別で探せる分かりやすいレシピもありました。
自分の身体や気分が今どんな状態であるかを考えて食事を選ぶこと。これを意識するだけでも変わりそうですね。体調が優れないときは自然にしている方も多いかもしれませんが、病気を未然に防ぐために薬膳を取り入れてみるのも良いかもしれません。
「口に入るものが全て薬」という薬膳の考え方には興味が湧きました。長く健康に暮らすためには、食生活は疎かにできません。スイーツやお菓子、ジャンクフードがご褒美な私は、ストレスにならない程度に気をつけようと思います…(^^;)
薬膳で学んだ「中庸」という考え方は、麻木さんのその後の生き方にも影響を与えたそうです。
それまでは仕事や子育てなど、何事も前進あるのみだったのですが、時には流れに身を任せてみることも大切だと気が付きました。今回の名言も、そのように価値観が変化した様子が感じられますね。
私も八方塞がりで何をしても空回りだと感じるときには、周りに委ねてみることを意識するようになりました。一旦受け身に徹してみて、その後はまた自分で選択すれば良いのかなと。
その結果、自分で考えるよりも物事が良い方向に展開していくこともありますし、これも自分の人生を切り開く為のひとつの方法だと思っています。
麻木さんは「多くの部分は運命とか出会いとか縁とか」と言っていますが、そういった自分ではコントロールできないものによって人生が進んでいくことの方が多いのかもしれません。
インドネシア国内で撮った写真です。(ジャワ島内)
日本では、猛烈な暑さが続いているようですね。
どうかお体に気を付けてお過ごしください。
こちらは乾季なのに雨が降ったり、すっきりしない天気が続いています。
気分が少し落ち気味ですが…楽しいことを見つけて過ごします('ω')ノ
読んでいただきありがとうございます(*^_^*)