誰も認めてくれなくたっていいの
誰も認めてくれなくたっていいの。「わたしっていいなぁ!」って、ときどきにっこりして、自分を抱きしめるの。そうすれば、恋は豊かよ。
そういう自分を、ある人のために、無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。
岡本敏子
岡本敏子さんは、芸術家の岡本太郎さんの秘書であり、事実上の妻です。のちに太郎さんの養女となりました。
敏子さんについて調べていると、太郎さんとの関係は複雑なものでしたが生涯に渡りかけがえのないパートナーであったことが分かります。
養女となった理由は諸説あるようですが、生まれ育った家庭環境から太郎さんが生涯独身を貫こうと決めていたこと、結婚は信じていなかったが、こんなにもお世話になっている敏子さんを身内として扱えないのは嫌だと思い、養女として迎えたそうです。
生前から太郎さんの作品が評価されることを望んでいた敏子さんは、インタビューや本の中で、太郎さんがどんなに素晴らしいかを語り続けました。
太郎さんが亡くなった後も未完の作品を全て完成させるため監修として携わり、アトリエ兼自宅を美術館として改装し、公開しました。
敏子さんは2000年に放送されたテレビ番組の中で、日本の女性へ向けたメッセージを話しています。(私なりに少し編集しています)
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男の子が「こんなことやりたいんだけどな~」って言えないでいるときに、「あら、それはいいわね~!(*^^*)」「あぁ、すごい!(*^^*)」と言ってあげたらどれだけ男の子が元気になるのか。
男の子がやりたそうにしているときには、けしかけてあげるの、男の子が元気になれば、女の子も楽しくなる。男の子をもっと男の子にしてあげて、そしたら楽しいよ、両方とも良くなるんだから。
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youtubeで1分ほどの動画でしたが、とても可愛らしく、キラキラとした笑顔で話されていて、きっと敏子さんはこんな風に明るく太郎さんの背中を押し、支えていたんだろうなと想像ができました。
この名言は、敏子さんの生き方がそのまま現れていると思います。「誰も認めてくれなくたっていいの」というのは自分に言い聞かせているようにも感じました。
太郎さんとの関係は、当時の世間からは理解されがたいものであったのかもしれません。
それでも敏子さんは太郎さんを敬愛し、一緒にいることがただ幸せで、それを貫いた人生だったのではないでしょうか。
岡本太郎さんや敏子さんついて詳しく知らなかったので、調べてみて興味が出てきました。有名な太陽の塔、実物を見たことがないので見てみたいかも…
日本に戻ったら、いつか行ってみたい場所のひとつに加えました。
テニスラケットのケースの上に猫が寛いでいたので、思わず撮りました(^^♪
癒されます…♪
読んでいただきありがとうございます(*^_^*)