あなたの人生をかわりに生きてくれる人はいないわ
ドリー・パートン
ドリー・パートンはアメリカ合衆国のシンガーソングライターであり、女優、人道支援家としても活動しています。
カントリーミュージックの第一人者として知られる彼女は、数々のヒット曲を出し、作曲した数は3000曲以上になるそうです。代表曲のひとつである「I Will Always Love You」はホイットニー・ヒューストンにもカバーされ大ヒットしています。また自身が出演した映画の主題歌「9to5」は、カントリーチャートとポップチャートの両方で1位を獲得しました。グラミー賞やアカデミー賞など他多数の受賞歴があり、カントリーミュージックの殿堂入りも果たしています。
最近では新型コロナウイルスの治療法を研究する費用として約1億円を寄付したことがニュースになりました。
他には、登録されている子供に毎月本を無料で送っている「イマジネーションライブラリー」という慈善活動や、出身地であるテネシー州に共同で所有するドリーウッドというテーマパークでは3000人以上の従業員を抱え、地域の雇用と観光名所の一つとして大きく貢献しています。
この言葉は当たり前のことを言っているのですが、悩んでいるときにこれを聞いたら厳しい言葉に感じる人もいるんじゃないかと思います。みなさんも、人生の中で一度くらいは私がもしもあの人だったら…と考えたことがあるのではないでしょうか。
人は生きている限り自分の人生からは逃げられません。良くも悪くも自分の人生を生きることしかできませんよね。
苦しいことがあっても最後の最後は自分で乗り越えるしかないですし、どんなに助けてあげたい人がいても、結局周りにできることには限界があって最終的には見守ることしかできないのが現実ではないでしょうか。
自分が悩みの中にいるときには、こういった助けてくれる人の存在に気づけないこともあるのではないかなと思います。
だけど意外と助けてほしいと声を発したら、手を差し伸べてくれている人はいるんですよね。周りはどうしていいか分からなくて、どこまで踏み込んでいいものかと様子を伺っている場合もあると思います。
また今はインターネットもありますので、声を発したら共感してもらえたり、同じ悩みを持った人と繋がることができたり、本を読んでみたり、状況を変えるきっかけは色々あることに気づかされます。相談する相手を見極める必要はあると思いますが、インターネットを通じて繋がれることは良いことです。
そしてときには自分とは正反対の価値観を持つ人の意見に触れることで、自分にはない見方で問題を乗り越えるヒントを得られることもあります。
誰にもかわってもらうことのできない人生ですが、苦しいときこそ様々な人に支えられて生きていることを忘れないようにしたいものですね。
最近はコロナの影響もあるかもしれませんが、私の周りでも心の悩みを抱えている人が増えています。
そういう私も自分の置かれている現状を直視できずに、更に頑張って自分を追い込んでいたことに最近気が付いて、意識的に身体の力を抜くということをしています。
一回立ち止まって力を抜いてリラックスしたらまた頑張る、今は特にそれで良いのかなと思っています。
インドネシア国内で撮った写真です。